秋の浴衣コーデ【紺色の注染浴衣篇】
「秋らしい浴衣コーデを考えてみる」、紺色の注染浴衣でもチャレンジしてみました。

モノトーンと赤で「ハロウィン感」を出すのは結構いいなと思ったので、赤のドット帯におそろいで使いがちな帯揚げをあわせて。
浴衣や着物に花柄が入っているときは花モチーフの小物は避けることが多いのですが、このブローチは「花でもあるけど、動物でもある」という点がハロウィンっぽいのでアリかなあと。
浴衣がカラフルでごちゃつきがちなので、帯まわりはぐっと色数を減らしてコーディネートしました。

打って変わって淡い色味のコーデ。
帯の「夕立」模様を「秋の長雨」ととらえて、雨の湖を泳ぐ白鳥……という幻想的な風景に。
浴衣とトーンをあわせつつ、幻想的なイメージを活かして小物はピンクでまとめました。

秋といえばこっくりカラー。
濃いカーキブラウンの帯に、キンモクセイ色のレース帯揚げを添えて。
帯留は十五夜の満月をイメージしました。
満月イメージにあわせて選んだ帯締めは、ミッドナイトブルー。

帯締めはコーデ全体の表情を引き締めてくれる、仕上げのリップのようなイメージで使っています。
このコーデの場合、深緑にするとすすきの生えた野原のような雰囲気に、赤は紅葉、淡い色の帯締めはたなびく雲のようなイメージを喚起してくれます。
お好きな情景や浴衣との相性によって、帯締めの色を調整するとコーディネートが楽しくなります。