【大失態】初夏のアムステルダムで和婚撮影のお手伝い・完結編
前回までのあらすじ:アムステルダムでの和婚撮影。テンション高く臨んだトリコだったが、お召し替えのタイミングで、色打掛の入ったスーツケースが無くなっていることに気づく。探し回ってもない…パニックのまま、走り続けている。
見つからない。どうしよう。取り返しがつかない🤯と泣きそうになりながらウロつく私に、はるみさんからご連絡が入りました。
みんなで探しながら来た道を戻りましょう!!
お待たせし続けるわけには行かないので、急いでお二人の元へ。

本当に恐縮しながら謝罪するトリコ。
来た道は全て見たのですけども…と言うと、
新郎様が笑顔で
「探す目は多い方が良いですよね😊」
続けて
「アムステルダムにしばらく暮らしていますが…この街もそんなに捨てたもんじゃないと思ってるんです」
トリコ、心の涙腺決壊。(もちろん泣きません😭
泣いて見つかるなら泣きますが、本当に泣きたいのはお二人の方ですよね。)
そこからはみんなで探しました。
来た道をあーでもないこーでもないと歩き回りました。

新婦様も…
そうなのです。誰よりも暑く、誰よりも動きにくい新婦様を行ったり来たりさせているという申し訳なさ。
しかし、新婦様も笑顔で、
「謝らないでください。私達は本当に大丈夫ですから😊」
お二人揃って、神…てゆうか、本当にお優しいお二人。
だからこそ、申し訳なく消えてしまいそうな思いに押しつぶされそうになったその時。

新郎様の 有ったよ、見つけたよ!! という声が聞こえました。
なんと、本当にスタートの撮影場所にスーツケースが有りました。
私、本当にパニクリすぎて視界が狭まり、全く見えてなかったのかも。。。
新郎様が冷静でそれでいて朗らかにお話しくださったこと、新婦様のお優しく我慢強いそのお姿。
救われましたし、きっとこのお二人はこうやって人生を共に歩まれるのだなと強く感じた出来事でした。
結局、2時間遅れて、お色直し完了。
もちろん、新郎様の初めてご覧になるお顔と言ったら嬉しそう🩷でしたし、新婦様はより一層お綺麗で…😍本当にお似合いのお二人でした。

私の不甲斐ない大失態のせいで、予定よりも大幅に長い撮影となってしまいましたが、本当に素晴らしいお写真ばかりとなりました。
お二人はお疲れにも関わらず最後まで笑顔😊
そして、はるみさんも最後の最後まで最高の撮影しまくってくださいました🙇🏻♀️
当然の如く、忘れたり置き忘れたりする私が絶対的に悪かったことです。今後ないように努めてまいります。
そのうえで、あらためて撮影にはおひとり様、おひと組様に物語があり、ひとつとして同じはなく、お写真と共にそれらをお届けしていることを心に誓った1日でした。
本当に申し訳ありませんでした。
そして、心からおめでとうございました。
📸 Harumi photo
💄 Origami by Aya