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[着物でお出かけ] 今日はどんな自分? LOVE ファッション展で「着る」と向き合う時間

先日、東京オペラシティギャラリーで開催中の「LOVE ファッションー私を着がえるときー」展へ、「着ること」の奥深さを学びに出かけました。

会場には、衣装やドレス、装飾品、そしてアート作品など、約130点が展示され、「自然にかえりたい」「きれいになりたい」「ありのままでいたい」「自由になりたい」「我を忘れたい」という5つのテーマで構成されています。

写真一番右の、赤い縮緬地に梅の刺繍が施され、柔道帯のようなベルトがあしらわれた和の雰囲気を感じさせる作品は「メゾン マルジェラ」のもの。足袋ブーツでも有名なブランドですね。

S字ラインが際立つ「クリスチャン ディオール」や「バレンシアガ」、「ヨウジヤマモト」などの美しいドレスは、見ているだけでため息が出ます。

カラフルで凹凸のあるデザインが特徴的なこぶドレスは、「コム デ ギャルソン」の作品です。

ピンヒール部分が薔薇になっているミュールは「ロエベ」。

数々の作品の中でも、ひときわ心を奪われたのが、「コム デ ギャルソン」のお花の妖精のような衣装です。不思議なデザインながらも、その配色が私の好みにぴったりで、着たら思わずクルクルと踊りたくなりそうな魅力がありました。

世界で活躍するデザイナーたちの作品に触れることで、「着る」という日常的な行為が、単に身を覆うだけでなく、自分らしさを表現したり、理想の姿を追い求めたり、時には社会的な役割を意識したりと、無意識のうちに内面を映し出すものだと改めて感じました。
「今日はどんな自分で過ごそうか?」そんな風に自分と対話しながら、もっと意識的に服を選んでみたくなった展示でした。ぜひ、足を運んでみてください。

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「LOVE ファッションー私を着がえるときー」

開催期間:2025.4.16(水)~2025.6.22(日)
https://www.operacity.jp/ag/exh285/

東京オペラシティアートギャラリー
東京都新宿区西新宿3-20-2
京王新線「初台駅」東口(直結)徒歩5分