PAGE
TOP

【オランダで着物屋】5年間の店主の心の歩みを手短につづる

いつもなら、月末には今月の振り返り〜♬
となるのですが、本日は、オランダに来てから今日までのことをサクッとまとめてみたいと思います。

というのも、5年前2021年の10月にオランダ移住した私達母子(おやこ)。

コロナ真っ只中、マスク、ワクチン、ソーシャルディスタンス、三密…と、それまでとも今とも違う世界状況の中、不安と希望しかなくて、将来設計も未来も見えず、それでも確かにオランダの地に降り立ちました。

子供達は小さくて、オランダには着物屋をされている方がいなくて、一体どうなるんだろうという心配を、わくわくでぶっ飛ばして、Hallelujah Kimonoを始めました。

オランダで初めて着物撮影した時は、夢にまで見たその一枚に心が震え、絶対、大丈夫と謎に確信したことを思い出します。

初めてアムステルダムで、成人祝いのお写真を撮影した時は、美しさと感激で胸いっぱいでした😭❤️

ご縁が重なり、オランダのテレビ局の撮影を引き受けることが出来、子供達もどんどんオランダに慣れてくれた2年目。

私はまだ、「きちんと」「ちゃんと」「間違いない」着物を日本を届けること、伝えることにこだわっていました。

日本人の皆様には、成人祝いや七五三、ご婚礼をきちんと日本と遜色なくご用意する。オランダ、ヨーロッパの景色と着物の融合の素晴らしさを残したい❤️

その思いは今も全く変わっていませんが、当時は、コストと価格のバランスに苦戦し、赤字続きで、もがいていました。

日本人以外の方に向けたイベントに参加し始めたのもこの頃。

私にしか出来ない本物の着物を!!
と鼻息荒く、イベントで着物体験。レンタルだけで参加したこともありました。

ふらっと寄ったイベントブースで気軽に着物を羽織ってもらいたいという思いだった(補正なしだし、あくまでパパッとだしと思っていた)のですが、襦袢を着て着物を着て、帯を巻く頃には、長い!!まさかこんなにいろいろ身に纏うとは…動けん…とびっくりされたり、遠慮されることも多く。
スタッフも私もへとへとな割には、お客様にも喜んでいただけたのかな??と疑問が残るばかりの日日。

それでも、私は日本人だし、着付師なんだし、着物屋経験もあるし、と今まで培って来たやり方や思いはそうそう変えられず。

しかし、なかなか売り上げに繋がらない上に、メンバーの入れ替えも多く(帰国や引っ越しなど事情はさまざま)、令和の虎に出させていただき、経営とは…と学ぶことで、自分がいかにぴよぴよすぎる経営者かと思い知り、ベッコリ凹んで落ち込んでいました。

でも、そんな未熟な経営者であり、母である私とは裏腹に子供達は逞しく、笑顔で、オランダ大好きになってくれて、成長しておる!!!
連れて来た責任を噛み締め、気合を入れ直した3年目。

そして、今一度お客様の声を聞き、足元を見つめ、1人でできることは何か、助けてもらえていることに感謝。お客様はなにを求めているのか。着物とは…

4年目、5年目、覚悟を持って、更なる努力を続けて来ました。

そしていよいよ明日から6年目。
思いも新たに、より一層の希望を持ってやっていくぞと勇ましく、オランダの着物屋として、今、振り返り思うことは。

お客様の笑顔のために全力。
家族を守っていく。
助けてくださる多くの方に感謝を忘れない。

5年前の私が見たら、え??それって着物??着物屋なの??ということ多数。たくさん変更しましたし、信念を曲げて伸ばして360度。
で、戻ってきたこともある。😂

日本人としてきちんとすること、その上で、お客様と対話して分かったこと、出会った皆様からいただいた言葉、受け入れてくれているオランダに心から感謝した結果、私は胸を張って今のスタイルにたどり着くことが出来たと思います。

とりとめのない、相変わらずごちゃごちゃがちゃがちゃしたコラムになりましたが、私と子供達は元気で、無事に着物屋を続け、オランダで暮らしています。

たくさんの経験と実績を積ませていただき、苦しい中救ってもらえたからこそ、今ここにいることに感謝。5年間ありがとうございました。

そして明日からまた、よろしくお願いいたします!!