[着物でお出かけ] 長谷川潔展で出会った、フランス語版「竹取物語」に心惹かれたひととき
先日は、パナソニック汐留美術館で開催中の「長谷川潔展ーパリに生きた銅版画家の軌跡」へ足を運びました。
長谷川潔は、第一次世界大戦後に単身渡仏し、生涯パリで暮らした銅版画家。 現地ですっかり廃れてしまっていた古典技法「メゾチント(マニエール・ノワール)」を独自に蘇らせ、版画の歴史に大きな足跡を残しました。
絹糸のように繊細で、どこか冷たく凛とした極細の線が魅力の銅版画。
木版画のぬくもりある平らな質感とは異なり、吸い込まれるようなモノトーンのグラデーションの中に、無限の奥行きを感じます。
一番心惹かれた作品は、フランス語版「竹取物語」シリーズ。
誰もが知っている日本の古典をフランスの方々に伝えるためにつくられた本です。
頭の中で「かぐや姫」の物語を思い浮かべながら、クールで透明感のある挿絵を静かにみていると、古典のお話のはずなのに、まるで遠い未来のSFファンタジーのような…、どこか不思議な世界観にスッと引き込まれてしまいました。
日本から取り寄せた特注の「鳥の子紙」を使って、日本の古典文学と西洋の古典技法がフランス・パリで見事に融合された作品、みなさんにもぜひ実物を鑑賞して欲しいです。
改めて、日本語版の「竹取物語」を読み返したくなった夏のお出かけでした。
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「長谷川潔展ーパリに生きた銅版画家の軌跡」
開催期間:2026.7.11(土)~2026.9.23(水)
公式サイト → https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/26/260711/
パナソニック汐留美術館
東京都港区東新橋1-5-1
都営大江戸線「汐留駅」徒歩5分









