PAGE
TOP

[着物でお出かけ] 北の丸公園を秋散歩♪もみじ林を歩いて、国立公文書館で歴史にふれる一日

先日、秋の風に誘われて、北の丸公園へお出かけしてきました。
田安門をくぐり、日本武道館の近くにある「CAFE33」で、まずはゆっくりとモーニングを。

パリッと焼かれたサンドイッチがとても美味しく、朝から幸せな気分になりました。

店内は明るく広めで、ベンチ席やグリーンが多く、公園の延長のような心地よさです。
晴れた日はテラス席もおすすめ。

腹ごしらえのあとは園内をお散歩。向かったのは「もみじ林」。

瀧から流れる小川のせせらぎに耳をかたむけながら、飛び石をそっと渡ります。

北の丸公園のもみじ林は、約140本の木々が並び、紅葉の名所として知られています。
見頃は11月下旬から12月上旬。

この日はまだ色づき始めで、陽の光を受けた枝先がほんのり秋色に染まっていました。
見頃前だったこともあり、人影も少なく、まるで貸切のような贅沢な時間。

北の丸公園を抜けてすぐの 国立公文書館 にも立ち寄り、開催中の「世界へのまなざし―江戸時代の海外知識―」を見学。日本の歴史を記録した貴重な資料が公開されています。

展示の中でも印象的だったのは、「増補華夷通商考」。
「鬼國」や「食人國」など、思わずドキッとする文字を見つけて、足を止めました。

鎖国の時代に、遠い異国から届くわずかな情報をもとにまとめられた世界地理書。そこには、未知への憧れと恐れが入り混じる、当時の空気が感じられました。

日本に象がやってきた時の資料「安南紀略藁巻1之2」は、身近な地域のできごととして、思わず引き込まれました。

常設展示では、元号の書も。
テレビで見たあの瞬間を間近で見ることができ、少し感動しました。

東京の中心とは思えないほど自然豊かな北の丸公園で、マイナスイオンをたっぷり浴びながら、静かに日本の歴史にふれた秋の一日でした。

ーーーーー
「北の丸公園」

東京都千代田区北の丸公園1−1
東京メトロ東西線・半蔵門線「九段下駅」6番出口から徒歩7分
公式サイト→https://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/2_guide/kitanomarukoen_area_guide_map.html

「国立公文書館」

東京都千代田区北の丸公園3-2
東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口から徒歩5分
公式サイト→https://www.archives.go.jp/