[着物でお出かけ] 旧古河庭園で秋の薔薇を愛でるお散歩時間

秋晴れの午後、やわらかな光に包まれて。
旧古河庭園で秋の薔薇を愛でるお散歩時間を楽しみました。

大正6年に建てられた旧古河邸は、鹿鳴館などを手がけた建築家ジョサイア・コンドルの設計。
洋館の中に和室が組み込まれ、異なる美が一つの空間の中で静かに調和しています。
重厚でクラシカルな雰囲気をまとい、時を超えて静かに佇むその姿は、国の名勝にも指定されています。

洋館の前には、左右対称のデザインが美しい西洋庭園。
その先には、静かな池と木々に囲まれた日本庭園が広がります。
和と洋の美が自然に寄り添い、どこを切り取っても絵になる風景でした。

バラ園には約100種類の薔薇が咲き誇り、色も形も豊か。
秋の光に照らされた花々がゆっくりと揺れ、しっとりとした空気にのって、やさしい香りが漂います。
花々のひとつひとつが誇らしげで、見ているだけで表情が緩む空間です。

「秋のバラフェスティバル」期間中は、音楽会やローズガーデンマーケットも開催され、
バラのジェラートや雑貨など、花の余韻をそっと持ち帰れるような、期間限定のお楽しみも。

私は洋館の喫茶室で、期間限定のバラのパウンドケーキと紅茶を味わいました。
写真撮影はできませんでしたが、歴史ある空間に身を置き、窓越しに薔薇を愛でる優雅な時間を過ごせました。

ぜひ、みなさんも薔薇に包まれるひとときを。
ゆっくりと歩きながら、季節の香りを感じてみてくださいね。
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「旧古河庭園 秋のバラフェスティバル」
開催期間:2025.10.11(土)~2025.11.7(金)
旧古河邸
東京都北区西ヶ原1-27-39
東京メトロ南北線「西ヶ原駅」1番出口から徒歩7分
公式サイト→https://www.otanimuseum.or.jp/kyufurukawatei/index.html