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[着物でお出かけ] 織姫神社を訪れて、まゆ玉みくじと短冊に願いを込める七夕時間

7月7日は、こと座のベガ(織姫)とわし座のアルタイル(彦星)が天の川を挟んで最も輝く、ロマンチックな「七夕の節句」です。人々は夜空を見上げ、二星が無事に出会えるかを見守ります。
その七夕にちなんで、私は「織姫神社」を訪れることにしました。今年は小野照崎神社の境内にある織姫神社です。

境内に一歩足を踏み入れると、七夕飾りが風に揺れ、太陽の光を浴びてキラキラと輝いていました。その美しさと神秘的な光景は、いつもの神社とは異なる特別な雰囲気を醸し出しており、心を奪われました。

「織姫神社」という名前から、星の織姫が祀られていると思っていましたが、実は違いました。ここに祀られているのは、日本神話に登場する「栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)」という女神。神に捧げる布を織る神聖な存在として、古代から信仰されてきました。

手を使ってものを作り出すこと、そして心を込めて技を磨くこと。そんな日々の営みを支え、見守ってくださる神様です。技芸や芸事の上達を願う方や、ものづくり、表現活動に携わる方が多く訪れるのも納得のご神徳です。

お参りの後は、絹糸になる前の繭(まゆ)に入った可愛らしい「まゆ玉みくじ」を引き短冊にそっと願いを込める七夕らしい時間を過ごしました

ぜひ皆さんも、織姫神社でご自身の心と向き合う、特別な七夕のひとときを楽しんでみてくださいね。

この日は、七夕にちなんで、糸巻きの帯留をポイントにコーディネートしてお出かけ。織物を司る神さまと、静かにご縁を結んできました。

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「小野照崎神社」
境内社「織姫神社」

東京都台東区下谷2-13-14
東京メトロ日比谷線「入谷駅」4番出口から徒歩3分
https://onoteru.or.jp/