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[着物でお出かけ] 装いの美学を学びに「江戸・東京の祝祭とおしゃれ」展へ

先日、國學院大学博物館で開催中の「江戸・東京の祝祭とおしゃれ―飾る都市と人―」展へ、日本の祭りとハレの日のおしゃれを学びに行ってきました。

会場には、浮世絵を中心とした約40点の資料が展示されており、日常とは一線を画した華やかな装いや活気あふれる街の様子を垣間見ることができました。

<東京自慢十二ヶ月>

四季折々のおしゃれを文様や素材で表現した、12ヶ月分のスタイルブック。季節感のあるおしゃれは、「一緒に過ごす人へのしゃれた心遣いにもなる」と解説があり、日本ならではの繊細な美意識に改めて心を惹かれました。

<今様東京八景>

明治時代の和洋折衷の雰囲気が印象的な一枚。見慣れない洋装をさらりと着こなし、自信に満ちた姿は、モダンで洗練された美しさがあります。

<東京神田祭礼之図>

江戸三大祭りの一つである「神田祭」の賑わいが伝わってくる絵図。大きな神輿と統一感のある和傘が街を華やかに彩り、お祭りならではの熱気と非日常感が溢れています。

<大鯰曳物模型>

思わず微笑んでしまう可愛らしいこちらは、神田祭で曳かれた「大鯰曳物模型」。地震を引き起こすと信じられていた大鯰が、要石でしっかりと押さえつけられている様子がユーモラスです。

祭りや特別な日の装いを大切にしてきた日本の文化。おしゃれの力と祝祭の活気は、時代を超えて心を豊かにすると感じました。

ぜひ、行ってみてくださいね。

帰りは、渋谷ヒカリエでおやつ休憩。

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「江戸・東京の祝祭とお洒落ー飾る都市と人ー」

開催期間:2025.4.26(土)~2025.6.22(日)
http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2025_edohare.html

國學院大学博物館
東京都渋谷区東4-10-28
JR「渋谷駅」から徒歩13分