PAGE
TOP

【栃木県・足利織姫神社】眺望も抜群!見どころたっぷりの縁結び最強スポットへ!

「陸の竜宮城」と称される<足利織姫神社>。
鮮やかな朱塗りの社殿が緑に映え、目を惹く足利のシンボルです。
境内からは関東平野が一望でき、昼夜問わず観光客や地元の方が訪れます。
七つのご神徳を表現している「七色の鳥居」は大変珍しく、足利を訪れた際はぜひ立ち寄っていただきたい人気の開運スポット。
産業振興と縁結びの神様<足利織姫神社>の魅力をたっぷり、ご紹介していきたいと思います!

【目次】
1.<足利織姫神社>のご由緒
2.七つのご神徳を表現「七色の鳥居」とは
3.縁結びだけじゃない!<足利織姫神社>を隅々まで満喫しよう

-----------------------------------------------------------------------
1.<足利織姫神社>のご由緒

1200年余の機場として歴史をもつ足利に、機織の神社がないことに気づいた足利藩主の戸田忠利は、1705年 伊勢神宮内宮の機織りの神様が祀られている神服織機神社(かんはとりはたどのじんじゃ)の織師「天御鉾命(あめのみほこのみこと)」と、織女「天八千々姫命(あめのやちちひめのみこと)」の二柱を現在の足利市通り4丁目にある八雲神社へ合祀(ごうし)しました。
これが<足利織姫神社>の始まりとされ、その後1879年(明治12年)に現在の織姫山の中腹に遷宮されました。

しかしその翌年、火災により焼失してしまいます。
その後1934年(昭和9年)から3年の歳月をかけて再建、現在の社殿が完成しました。
防火対策として鉄筋コンクリートで建てられたそうです。

少し見えづらいですが、正面大鳥居の階段の真ん中にある手すりは消火栓になっていて、火災が起こればすぐに放水できるよう工夫が施されています。

こちらのご祭神 二柱は機織(はたおり)をつかさどる神様ですが、共同して織物を織り、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に献上したといわれています。
織物は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が織りあって生地となることから、男女二人の神様をご祭神とする「縁結びの神社」といわれるようになりました。
また、織物をつくる織機(しょっき)や機械は、鉄でできているものも多いことから全産業の神様といわれ、7つのご縁を結ぶ産業振興と縁結びの神社といわれています。

<足利織姫神社>は2004年(平成16年)に社殿、神楽殿、社務所、手水舎が国の「登録有形文化財」に指定されました。
他に、2014年(平成26年)に「恋人の聖地」「日本夜景遺産」、
2017年(平成29年)に「日本百名月」にも認定されているんです。

画像:愛の鐘「恋人の聖地」

こんなにたくさん名所として認定されている神社は大変珍しいのではないでしょうか。

-----------------------------------------------------------------------
2.七つのご神徳を表現「七色の鳥居」とは

正面大鳥居は男坂と呼ばれ229段あり、「登れば願いが叶う」といわれています。
そして今回ご紹介したいのは、女坂「七色の鳥居」別名「縁結び坂」です。

名前の通り、七色の鳥居が並ぶ階段。早速 登ってみました!

まず初めに見えてくるのは、紫色「よき 経営 と縁結び」の鳥居。
そして若草色「よき 学業 と縁結び」、赤色「よき 人 と縁結び」と続きます。

4色目は緑色「よき 知恵 と縁結び」、黄色「よき 健康 と縁結び」、青色「よき 人生 と縁結び」そして最後は、朱色「よき 仕事 と縁結び」の鳥居です。

七色の鳥居は<足利織姫神社>の「七つのご神徳」を表現しています。

色鮮やかな鳥居が並ぶ「縁結び坂」。思わず写真を撮りたくなります。
「ご参拝者の方々の願いが叶いますよう(通りますよう)に」という想いが込められています。
参拝に行かれる際は、正面大鳥居から上がり、裏参道下り口と書かれた「縁結び坂」から降りるのがおすすめです!

ご利益がたくさんいただける<足利織姫神社>。
足利市を訪れる際はぜひ立ち寄っていただきたい開運スポットです!

-----------------------------------------------------------------------
3.縁結びだけじゃない!<足利織姫神社>を隅々まで満喫しよう

普段はご祈願や挙式が行われる社殿。
今回 特別に入らせていただきました!

中に入ると空気が変わり、とても厳かな雰囲気。

左側に置かれている太鼓は、社殿が完成した1937年(昭和12年)頃から使用されているそうです。
挙式や年越しのカウントダウンなどで叩くそうですが、太鼓の振動がビリビリと体に伝わってきて迫力満点です。

天井を見るととても華やかですが、これは足利で織られた生地が使用されているそうです。
機織りの神様が祀られている神社だと改めて感じます。

<足利織姫神社>だけでなく、日本の神社やお寺には「猪目(いのめ)」とよばれる「ハート型」をよく目にしますが、これにはどういう意味があるのかご存知ですか?

実は、古来より魔除けのために使われている文様なんです。
字のごとくイノシシの目を意味し、「強い動物の力で厄災を退けて福を呼ぶ」という厄除けの意味があるんです。
神社やお寺にたくさん散りばめられているので探してみてくださいね。

そして一際目立つ大きな木。
<足利織姫神社>の御神木です。

この丸く剪定された御神木は「スダジイ」という種類の木で、「3本あると大きな森を形成する」といわれているそうです。

こちらは登録有形文化財である「神楽殿」です。

毎年5月5日のこどもの日と、11月3日の文化の日に「例大祭」が行われます。
その際こちらの神楽殿が開かれ、「神楽舞」が披露されます。

そして神楽殿の隣にあるこちら。
なんだと思いますか?

「御神木の厄祓い」なんです。
厄年・厄日・諸厄のお祓いを念じて上下の御神木を3回ずつ叩きます。
カンカンカン と高い音と低い音が山中に心地よく響きます。

縁結びだけではなく、厄祓いも一緒にいかがでしょうか。

-----------------------------------------------------------------------
京都宇治の平等院鳳凰堂を模して建立されたという<足利織姫神社>。
正面大鳥居の階段を登り、振り返ると天気が良ければ富士山が見える眺望抜群の神社です。
社殿は通年ライトアップされています。
足利の街並みから織姫山を見ると、ライトで照らされた<足利織姫神社>の幻想的な姿が見られますよ!
縁結びや願いが叶う、最強の開運スポット<足利織姫神社>に足を運んでみてはいかがでしょうか。
----------------------------------------

足利織姫神社
●住所:栃木県足利市西宮町3889
●電話:0284-22-0313
●社務所 受付時間:9:00〜16:00
●HP:https://www.orihimejinjya.com/
-----------------------------------------------------------------------
※データは2021年11月時点での情報です。
最新の情報は施設にお問い合わせください。

▼STAFF
モデル:桜井 あやこ(アウグストゥス)
撮影:岩嵜一真
取材・文:キモノプラス編集部