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[着物でお出かけ] 高層ビルの街を離れて。山種美術館「川合玉堂展」で見つける贅沢な非日常

先日は、山種美術館で開催中の「川合玉堂ーなつかしい日本の情景ー」展へ足を運びました。
初期から晩年までの名作が一堂に会する展覧会で、日本の美しい自然の景色を心ゆくまで堪能することができます。

展示の中で、特に目を引いたのが、玉堂が琳派を意識して描いたという「紅白梅」の屏風(こちらは撮影OKの作品でした)。
背景に施された金箔の眩い光がとても豪華で、思わず足を止めて見入ってしまうほど華やかな作品です。

そして、その絵の中に少しぷっくりとした愛らしい「シジュウカラ」の姿を見つけ、思わず微笑ましく嬉しい気持ちになりました。その表情は、どこか楽しそうに歌っているかのよう。
実はこの作品には、3羽のシジュウカラがさりげなく描かれているのです。これから足を運ばれる方は、ぜひ残りの2羽を探してみてくださいね。

鑑賞の後は、館内に併設されている「Café 椿」で、展覧会にちなんだ和菓子をいただきました。 老舗和菓子店「菊家」が手掛ける限定和菓子が5種類も用意されており、どれにしようか迷ってしまうほど。
私はその中から、本展のパンフレットにも掲載されている名作〈早乙女〉をモチーフにした〈田植えの歌〉という和菓子をセレクトしました。初夏の田植えの風景が美しく表現されています。

「なつかしい日本の情景」というサブタイトルがついた展覧会ですが、高層ビルが立ち並ぶ街に住む私たちから見ると、それはどこか新鮮で贅沢な「非日常の風景」でもあります。
美しい日本画を通して、日本各地の四季をゆったりと旅したような、心潤う特別なひとときでした。

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「川合玉堂 ーなつかしい日本の情景ー 」

開催期間:2026.5.16(土)~2026.7.26(日)
公式サイト → https://www.yamatane-museum.jp/exhibitions/2026/gyokudo.html

山種美術館
東京都渋谷区広尾3-12-36
JR「恵比寿駅」西口から徒歩10分