[着物でお出かけ] 今年のお正月は「中野・宝仙寺」へ初参り。いつもと違う新年の空気を楽しみました。
今年のお正月は氏神さまに新年のご挨拶をしたあとに、ふと思い立って「宝仙寺」まで足を運びました。
宝仙寺は、平安後期の寛治年間(1087年〜94年)に源義家によって創建された歴史あるお寺です。明治から昭和初期にかけては境内に中野区役所が置かれ、長く街の中心として親しまれてきました。
山門で迎えてくれるのは、一対の仁王像。その逞しいお体と険しい表情には、思わず背筋が伸びるような力強い気迫が感じられます。
鐘楼に供えられた鏡餅。ひとつあるだけで、なぜか辺りの空気までキリッと引き締まって見えました。飾りすぎない「空間の美」と、その場を「清める力」のようなものを、改めて体験した気がします。
境内にはためいていたのは、特別なハレの日に掲げる五色旗。新年を祝う華やかな活気に満ちていました。
本堂には、鎌倉時代に作られた不動明王を中心に五大明王像が安置されています。
浮世絵「江戸名勝図会」にも描かれたほど有名な三重塔。平成4年に飛鳥様式の純木造建築で再建されました。 大日如来像が安置され、この日は特別に拝見することができました。
そして、四国八十八ヶ所の霊場がギュッと凝縮された「八十八大師の塔」。 88体の弘法大師さまが並び、ここをお参りすれば四国を一周したのと同じご利益を授かれるのだそうです。
また、中野ならではの珍しい「石臼塚」も。 かつて江戸時代から、製粉の拠点として蕎麦文化を支えてきた中野。その役目を終えた石臼に感謝を捧げ、供養する貴重な文化遺産です。
10年以上暮らしてきた街ですが、改めて知る物語の中に多くの新発見があり、この土地への愛着がさらに深まりました。
年の初めに、自分が今立っている土地の歴史に触れ、ご先祖や先人たちへの繋がりを感じることができた、清々しいお正月のお出かけとなりました。
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「宝仙寺」
東京都中野区中央2-33-3
東京メトロ丸の内線「中野坂上駅」徒歩5分
公式ホームページ→ https://www.housen.org/









