【行くぞ!!セルビア🇷🇸】ファッションショーの舞台裏を公開します!!・後編
ひいひい言いながらもなんとか無事に、ひとつの着物も傷つけることなく、失うことなく、会場に到着できたトリコ。
そこは街の中心にある歴史的建物、素晴らしい美術館でした。毎年行われているこのイベントは、年ごとにひとつの国にフォーカスし、文化を伝え、交流を深めることを目的とされているそうです。
そして、今年の特集国は「日本」
着物をはじめ日本のファッションにちなんだショーが企画されていました。

【セルビア人女性は本当に美しい方ばかり】
今回モデルは全てセルビアの方。今日まで全く着物を着たことがない女の子ばかりでした。
ショーを含めたイベントの開催は夜からながら、私達はお昼過ぎには会場入り。
今回、オランダからトリコ、そして、イギリスから着付け師のMiwaさんが参戦。着付け師2名で臨みました。
数少ないヨーロッパで着付け師をされている方との出会い。心強いやら嬉しいやら。
実際お会いしてみると、
Miwaさん、とても気さくで、いろんなお話をしてくださる方でした。🥹ヨカッタ❤️

【晴れやかな明るいお色の訪問着 15歳のモデルさんが着てくださいました】
早めに会場入りし、段取りを確認。着物をハンガーにかけ、場所を整え、小物類を全て出し終えると、私のやるべきことの半分が達成された気がして、とたんにポンコツ、無能と化すトリコ。(本来の自分が露呈しているだけとも言える)
何度も帯枕を探し、クリップを無くしながら、ウロウロと行ったり来たりする徘徊坊主を横目に、シゴデキの大使館のご担当者様とMiwaさんがテキパキ動いてくださいました。感謝🙏❤️

【素材も色も柄も種類も様々な女性の着物を8人のモデルさんにお召しいただきました】
こちらは、準備が整ったらすぐにでも着付けを始めたいところですがいかんせん、モデルさん達には過酷すぎるため、ギリギリまで待って、Miwaさんとそれぞれ4人ずつを着付け、担当することに。
開始の2時間前を過ぎ。じゅうぶんすぎる!!時間ある!!と喜び勇んで、1人目のモデルちゃんに着付けスタート!!そうは言えど待ち時間が長くなるので綺麗にきちんと着付けしたい…と心がけました。
よし!!🆗!!
1人目のモデルちゃん訪問着完了!!
次のモデルに着付けを開始したその時…私は見ました。この目で!!

【頑張ってくださった全ての方に感謝❤️】
ひとり目のモデルちゃんが着物を脱いでいるところを…😱⚡️
くっ…苦しかったのね💔(吹き出る汗)
しゃっ、しゃっ、しゃーないか(震える声)
脱いじゃえ!!脱いじゃえ!!(遠い目)
その後も、着物を着たモデルちゃん達が踊ったり(テンション上がるBGMかかってるのよ。これが)、疲れて座ったり、苦しくて緩めたり、暑くて緩めたり、なんだか緩めたり(セルフでね😉)
完成からの崩壊を横目で感じながら、必死で着付ける坊主とMiwa様。。。

【大使ご夫妻、ご担当者様、皆様、本当にありがとうございました】
しょうがないよ。🥹❤️
他のブランドのモデルちゃん達が5分前に着替えているのに、かたや1時間以上、着慣れない着物を着てるんだもの。。。
心の中でモデルの皆様に(セルビアの中心で)ありがとうを叫びながら、ギリギリまで手直ししながら、最後にモニター見た時には、涙も出るし、お腹も減るし。
なんだか全ての感情が一気に押し寄せた気がしました。
ヨーロッパでの着物を着るって本当に日本の常識の斜め上行くことだらけ。だからこそ。貴重な機会に感謝して、オランダに戻ったトリコなのでした。
本当にありがとうございました😭❤️
photo: studiofdjordjetomic@gmail.com